小田急線秦野駅 橋上駅舎

「丹沢山隗の自然」をキ-ワ-ドとして豊かな自然に調和した駅舎建築。曲面屋根のシルエットやホ-ムからコンコ-スへかけての空間を谷あいの空間にたとえ、人の流れが水の流れに連想させるようなダイナミックなイメ-ジを演出いている。
コンコ-ス階の床は2本の背骨にあたる大梁を線路に平行に流し、あばら骨にあたる直交梁を2.7m間隔で架け渡して組まれている。それによって直交梁の実質スパンを長くすることが可能になった。2本の大梁は8本の方杖を介して1本の大柱で支持されている。これによりホ-ムでの柱本数を少なくし、ホ-ムを使用しながらの施工も機能的で合理的な工法が可能となった。その結果、柱スパンは、線路方向で27m、直交方向で11.3mの空間を構成することとなり、線路軌道上の梁成は45cmとする事が出来た。

  • 所在地神奈川県秦野市大秦
  • 施主小田急電鉄株式会社
  • 建築設計パシフィックコンサルタンツ/中村弘道・都市建築計画設計研究所
  • 構造設計梅沢建築構造研究所
  • 施工小田急建設、西松建設、東亜建設工業建設共同企業体
  • 鉄骨製作春本鉄工所
  • 主要用途駅舎、店舗
  • 構造S造
  • 規模地上3階
  • 延床面積4,517m2
  • 竣工年月1996年12月
  • 施設概要スパン27mの方杖構造